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2024.09.02

8月30日のお知らせに関する補足説明

8月30日に公表いたしました「第2回無担保転換社債型新株予約権付社債(転換価額修正条項付)の発行中止、第44回新株予約権(行使価額修正条項付)の取得及び消却並びに第三者割当による無担保社債(私募債)及び第45回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行に関するお知らせ」について、複数のお問い合わせをいただきましたので、その中から代表的な内容について、質疑応答形式で補足説明いたします。


Q1 アンジェスにとって資金調達が重要なことは理解していますが、今回の資金調達はアンジェスにとってどのような意味があるのでしょうか。

A) ご指摘のように、研究開発に特化している当社にとって、事業継続のための資金調達は欠かせないことです。特に今回の資金調達では、コラテジェンの米国における良好な臨床試験結果を受けて、米国当局FDAと今後の対応について話し合いを始める段階であり、その承認を一日でも早く実現するためにも、原薬の製造体制を構築する費用など、経済的環境を充実させるステージになって参りました。コラテジェンの承認を早期に獲得するためにも、今回の資金調達をぜひとも成功させたいと考えております。


Q2 コラテジェンの米国展開における重要性は認識しましたが、その他のプロジェクトについてはどうなのでしょうか。

A) 早老症治療剤「ゾキンヴィ」は、本年5月より販売を開始しましたが、患者さん、そのご家族、先生方から、国内では初めての治療薬の実現ということで好評を頂いております。これからさらに国内販売を充実させるためにも、薬剤購入費用、販売促進費用や市場開拓費用等に使用いたします。 また、慢性椎間板性腰痛症治療薬NF-kBデコイオリゴDNAについても、先進医療に強い米国カリフォルニア大学サンディエゴ校病院主体での臨床試験結果が高い評価を得たことから、国内での臨床試験を本格的に進めており、治験薬費用や臨床試験費用などに資金を充当して参ります。 その他に当社は、医療先進国米国で始まった拡大新生児スクリーニング検査を取り入れ、国内における新生児の希少疾患の生後早期診断ができることになったことで高い評価をいただいており、国内では検査対象疾患数などでもファーストランナーを務めております。特に2024年度は受託数が4万件以上に倍増する見込みであり、今後の更なる受託に応えるためにも検査機器増設、検査用試薬購入や検査員増員に資金を必要とします。


Q3 今回の資金調達については、各プロジェクトやその使途について優先度はどうなるのでしょうか。

A) 医薬品開発プロジェクトの使途については、初期、中期、後期のものに大別されますが、売上や収益に結び付くものを優先して参ります。コラテジェンは、早期に承認に近づくことができるところまできたこと、ライセンスの可能性、米国での市場規模が大きいことから優先してまいります。また、ゾキンヴィは、発売が開始され、国内の患者さんに早く治療薬を届ける必要があることから優先いたします。NF-kBデコイオリゴは、強力な開発促進及びライセンスの可能性を見ながらの判断となります。拡大新生児スクリーニング検査は、今後の新たな自治体との交渉状況などから投資の時期を判断して参ります。

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