about AnGesアンジェスとは
遺伝子医薬の
グローバルリーダーを目指して
1999年12月、HGF(肝細胞増殖因子)遺伝子の血管を新生する作用を応用した医薬品開発を目指して、アンジェス(AnGes)は創業しました。血管新生を意味する英語名Angiogenesisがきっかけで、また難病などでこれまでにない新しい医薬品を届けるAnge(仏語で天使)でありたいという思いからAnGesの名前が誕生しました。その思いは、創業者も社員もいつも変わらず抱いています。
血管新生という治療の概念は当時「これまでにない」治療法でした。そして様々な挑戦と苦労と20年という歳月を経て、2019年3⽉、世界初の血管を新生する、そして世界初となるプラスミドDNA技術を⽤いた遺伝⼦治療製品として、条件及び期限付き承認に⾄りました。
また一方で、2019年6月に米国、欧州、アジア・オセアニアの血管外科学会から公表されたGlobal Vascular Guidelineをもとに、米国において下肢潰瘍を有する軽度から中等度の閉塞性動脈硬化症を対象とした後期第Ⅱ相臨床試験を実施し、良好な結果を得ることができました。
この結果を踏まえ、日本国内においても重症度を問わず幅広く閉塞性動脈硬化症患者の潰瘍を対象とした承認申請を目指します。
新薬開発の成功確率は3万分の1といわれますが、国内のバイオベンチャーで⾃社品を初めて上市させた実績は、我々に大きな自信とさらなる勇気を与えてくれました。それと同時に国内のみならず海外で苦しんでおられる世界中の虚血性疾患の患者さんにもこの薬を届けることが大事な使命だと感じています。
国内では、昨今ドラッグロス・ドラッグラグが問題として取り上げられています。世界では新たな医薬品、治療方法等が次々に開発される中、日本では治療薬が販売されていない治療法がない疾患が数多く存在することになります。このような問題への対応の一つとして当社は、早老症治療薬「ゾキンヴィ」の日本における独占販売権を取得し、2024年5月に販売を開始しました。
また、当社は2021年に開設したACRLにおいて、早期発見、早期治療が重要な希少遺伝性疾患の可能性を調べるスクリーニング検査に取り組んでいます。グローバル基準の対象疾患と設備、技術による検査体制で、年々受託数を増やしています。
さらにACRLでは、ゾキンヴィの発売に合わせ、遺伝学的検査の受託を開始し、バイオマーカー検査にも取り組んでいます。
新たな治療方法として研究開発の最先端を走るのはゲノム編集という技術です。当社は、2020年にEmendoBio社を子会社化して、ゲノム編集の開発に参入しました。ゲノム編集は、米国を中心に開発が進められており、これまで治療法がなかった疾患の治療方法として実用化が始まりました。
EmendoBio社独自のOMNIヌクレアーゼの技術は最先端のがん治療の開発にも活用されています。
当社は、グローバルを見据えた遺伝子医薬の開発、日本国内への治療薬の導入を推進し、ゲノム編集技術の開発や、発症前に疾患を特定し、治療機会の提供をとおして、新たな治療薬、治療方法を待ち望んでおられる患者さんやそのご家族をはじめ、ステークホルダーの皆様のご期待に応えるとともに、人々の健康な暮らしの実現に貢献してまいります。
最後になりましたが、日頃のご愛顧に厚く御礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長
Values企業理念
生命が長い時間をかけて獲得した遺伝子の力を借りて画期的な遺伝子医薬を開発・実用化し、
人々の健康と希望にあふれた暮らしの実現に貢献します。
- AAspiration
(志) - NNetwork
(ネットワーク) - GGenesis
(創生) - EEthics
(倫理) - SSpeed
(スピード)
理念の達成を目指し、社名のA-N-G-E-Sをキーワードにした指針に則って行動します。
- Aspiration(志)
- 挑戦する精神と熱意を持ち続け、変化を恐れずに自ら変革者となります。
- Network(ネットワーク)
- 患者さん、医療関係者、株主・投資家、提携企業、社員、地域社会といったネットワークの重要性を認識し大切にします。
- Genesis(創生)
- 常に最先端の研究成果と考え方を取り入れ、新しい技術と製品、価値の創生を目指します。
- Ethics(倫理)
- 最高の倫理観をもって業務に臨みます。
- Speed(スピード)
- 革新的な遺伝子医薬品をできるだけ早く実現し、必要とする患者さんに届けます。
Mission事業目的
バイオベンチャー企業である当社は、革新的な医薬品の実用化を目指し、
遺伝子医薬などの次世代バイオ医薬に関する研究開発を中核とした事業を展開しています。
「遺伝子医薬」とは、遺伝子の働きを利用した新しいタイプのバイオ医薬品です。遺伝子医薬には、既存の治療法では得られない画期的な治療効果が期待できる「遺伝子治療用製品」や、デコイオリゴやRNAiなど治療標的に高い特異性を発揮する「核酸医薬」などが含まれます。
また、プラスミドDNAを用いた次世代のバイオ技術として、治療ワクチンの開発にも取り組んでいます。
このように当社は、遺伝子医薬や治療ワクチンといった次世代バイオ医薬を創製する先端技術を基盤に、治療法がない疾病分野や難病、希少疾患などを対象にした革新的な医薬品の開発を通じて、国民生活や医療水準の向上に貢献することを目標としており、そのためにも国際的に通用する革新的な医薬品を少しでも早く患者様にお届けすることを目指しています。
Business Area事業領域
- パイプライン
- 難病・希少疾患や有効な治療法のない疾病を、遺伝子の力を用いて治療する遺伝子医薬(遺伝子治療や核酸医薬など)、およびDNAワクチンの研究開発
- アライアンス
-
アンジェスでは、事業基盤を拡大し将来の成長を実現するために、
さらなるパイプラインの拡充に向けた新規事業への展開に取り組んでいます。
Business Modelビジネスモデル
アンジェスの創薬(パイプライン)の収益内容は、 ①ライセンスアウト等のアライアンス(契約)締結時の「契約一時金」 ②研究開発に対する経済的援助として受け取る「開発協力金」 ③研究開発の進捗(予め設定されたイベント達成)に応じて受け取る収益である「マイルストーン収入」 ④上市医薬品の売上高の一定割合を受領する「ロイヤリティ収入」です。
Company Profile会社概要、社名の由来
- 商 号
- アンジェス株式会社
- 本社所在地
- 大阪府茨木市彩都あさぎ七丁目7番15号
彩都バイオインキュベータ - 設立年月日
- 1999年12月17日
- 代表者
- 山田 英(代表取締役 社長)
- 資本金
- 35,990百万円(2024年6月現在)
- 従業員数
- 62名(2024年6月現在:連結)
- 主な事業
- 遺伝子医薬品の研究開発
【 社名の由来 】
「AnGes」は、フランス語で天使を意味するAngeに由来しています。
また、「AnGes」には、開発している医薬品に関連して、血管新生を意味する「Angiogenesis」(アンジオジェネシス)、遺伝子制御を意味する「Anti-gene」の意味を含みます。
【 会社紹介資料 】
アンジェス株式会社の企業概要や事業内容について紹介しています。
会社紹介PDFBoard of Directors役員一覧
代表取締役社長 山田 英(やまだ えい)
- 1981年4月
- 日本学術振興会 奨励研究員
- 1982年4月
- 三菱化成工業株式会社(現 三菱ケミカル株式会社)入社
- 1995年1月
- 株式会社そーせい入社
- 2000年8月
- 宝酒造株式会社入社
ドラゴン・ジェノミクス株式会社(現 タカラバイオ株式会社)取締役 - 2001年5月
- 当社入社 事業開発本部長
- 2001年8月
- 当社取締役
- 2002年9月
- 当社代表取締役社長(現任)
- 2014年3月
- アンジェス インク(現 アンジェス USA,INC.)CEO(現任)
- 2018年12月
- MyBiotics Pharma Ltd.社外取締役
- 2020年1月
- EmendoBio Inc.社外取締役(現任)
取締役 佐藤 尚哉(さとう なおや)
- 1985年4月
- 三菱化成工業株式会社(現 三菱ケミカル株式会社)入社
- 2010年4月
- 田辺三菱製薬株式会社国際事業部マネージャー
- 2013年4月
- 薬理第二研究所第1部長
- 2015年6月
- 国立大学法人京都大学医学研究科メディカルイノベーションセンター出向 TMKプロジェクト特任教授
- 2020年4月
- 田辺三菱製薬株式会社 退職
- 2020年5月
- 当社入社 社長室担当部長
- 2021年10月
- 当社経営企画部長
- 2022年3月
- 当社取締役経営家企画部長(現任)
- 2022年10月
- EmendoBio Inc.社外取締役(現任)
- 2023年6月
- MyBiotics Pharma Ltd.社外取締役(現任)
社外取締役 栄木 憲和(えいき のりかず)
- 1979年8月
- 日本チバガイギー株式会社入社
- 1994年1月
- バイエル薬品株式会社入社
- 1997年3月
- 同社取締役(滋賀工場長)
- 2002年7月
- 同社代表取締役社長
- 2007年1月
- 同社代表取締役会長
- 2010年4月
- 同社取締役会長
- 2014年5月
- 当社社外取締役(現任)
- 2015年3月
- 株式会社ファンペップ社外取締役(現任)
- 2015年6月
- 東和薬品株式会社社外取締役(現任)
- 2016年4月
- ソレイジア・ファーマ株式会社社外取締役(現任)
- 2018年6月
- キッズウェル・バイオ株式会社社外取締役(現任)
- 2023年8月
- AwakApp Inc.社外取締役(現任)
社外取締役 駒村 純一(こまむら じゅんいち)
- 1973年4月
- 三菱商事株式会社入社
- 1996年4月
- 同社イタリア事業投資先Miteni社社長
- 2003年8月
- 森下仁丹株式会社入社 執行役員
- 2003年10月
- 同社執行役員経営企画室長
- 2004年4月
- 同社常務執行役員経営企画室長
- 2004年6月
- 同社取締役常務執行役員経営企画室長
- 2005年4月
- 同社専務取締役専務執行役員
- 2005年11月
- 同社代表取締役専務
- 2006年10月
- 同社代表取締役社長
- 2012年3月
- 当社社外取締役(現任)
- 2020年6月
- 日本ピラー工業株式会社社外取締役(現任)
東海物産株式会社社外取締役(現任) - 2022年12月
- 株式会社アイ・ブレインサイエンス社外取締役(現任)
社外取締役 原 誠(はら まこと)
- 1974年4月
- 住友化学工業株式会社(現 住友化学株式会社)入社
- 1999年8月
- 住友製薬株式会社総合計画室部長 兼 住友化学株式会社医薬事業室部長
- 2003年4月
- 住友化学株式会社石油化学業務室部長
- 2005年6月
- 同社執行役員経理室部長
- 2008年4月
- 同社常務執行役員
- 2010年4月
- 同社専務執行役員
- 2010年9月
- 大日本住友製薬株式会社常務執行役員
- 2011年6月
- 同社取締役常務執行役員
- 2012年4月
- 同社取締役専務執行役員
- 2016年6月
- 同社顧問
- 2018年3月
- 当社社外取締役(現任)
社外取締役 室伏 きみ子(むろふし きみこ)
- 1977年4月
- アメリカ、ニューヨーク市公衆衛生研究所 研究員
- 1983年4月
- お茶の水女子大学理学部/大学院人間文化研究科 助手
- 1996年4月
- お茶の水女子大学理学部/大学院人間文化研究科 教授
- 1999年12月
- フランス、ルイ・パスツール大学(現 ストラスブール大学)客員教授
- 2003年7月
- 第19期日本学術会議会員(~22期)
- 2011年3月
- ブリヂストン株式会社社外取締役
- 2013年5月
- お茶の水女子大学名誉教授、寄附研究部門教授
- 2015年4月
- お茶の水女子大学学長
- 2015年4月
- 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 監事
- 2021年11月
- フランス、ストラスブール大学 名誉博士
- 2022年3月
- 当社社外取締役(現任)
- 2023年4月
- ビューティーウェルネス専門職大学学長(現任)
TSUBASAファーマ株式会社 取締役(現任)
常勤監査役 小野 尚之(おの なおゆき)
- 1981年4月
- 旭化成工業株式会社(現 旭化成株式会社)入社
- 2006年4月
- 旭化成ファーマ株式会社経営企画部長
- 2011年11月
- 旭化成ファーマアメリカ代表取締役社長
- 2013年6月
- 旭化成株式会社監査部長
- 2018年6月
- 旭化成ホームス株式会社人事部付
中央ビルト工業株式会社社外取締役監査等委員 - 2021年3月
- 当社社外監査役
- 2021年6月
- 当社常勤社外監査役(現任)
監査役 堀越 克則(ほりこし かつのり)
- 1979年4月
- 旭化成工業株式会社(現 旭化成株式会社)入社
- 2005年4月
- 旭化成メディカル株式会社プラノバ事業部営業部長
旭化成プラノバヨーロッパ株式会社取締役 - 2006年6月
- 旭化成メディカル株式会社執行役員プラノバ事業部長
- 2007年4月
- 旭化成メディカルアメリカ株式会社取締役
- 2011年6月
- 旭化成ファーマ株式会社常勤監査役 兼 旭化成アイミー株式会社常勤監査役
- 2017年3月
- 当社常勤社外監査役
- 2021年6月
- 当社社外監査役(現任)
監査役 安藤 公一(あんどう こういち)
- 1979年4月
- 第一製薬株式会社(現 第一三共株式会社)入社
- 1979年8月
- 同社大阪支店配属(医薬情報担当者)
本社営業部門、市販後調査管理部門、研究開発部門(管理)及び広報・IRを経験 - 2007年4月
- 第一三共株式会社CSR部コンプライアンス・リスクマネジメント推進グループ長
- 2009年4月
- 同社法務部法務・コンプライアンスグループ長
- 2015年6月
- 北里第一三共ワクチン株式会社監査役
- 2019年4月
- 第一三共バイオテック株式会社顧問
- 2021年3月
- 当社社外監査役(現任)
Locations拠点
- 本社
- 〒567-0085
大阪府茨木市彩都あさぎ七丁目7番15号
彩都バイオインキュベータ - 東京支社
- 〒108-0014
東京都港区芝四丁目13番3号
PMO田町Ⅱ9階 - 殿町研究開発センター
(CMC開発部・創薬研究部) - 〒210-0821
神奈川県川崎市川崎区殿町三丁目25-14
ナノ医療イノベーションセンター内 - アンジェスクリニカル
リサーチラボラトリー(ACRL) - 〒210-0821
神奈川県川崎市川崎区殿町三丁目25-13
川崎生命科学・環境研究センター内
History沿革
- 1999年12月
- 遺伝子治療用製品、核酸医薬及び遺伝子の機能解析を行う研究用試薬の研究開発を目的として、大阪府和泉市に株式会社メドジーンを設立
- 2000年6月
- 商号をメドジーン バイオサイエンス株式会社に変更
- 2001年1月
- 東京都港区に東京支社を開設
- 2001年10月
- 商号をアンジェス エムジー株式会社に変更
- 2001年10月
- 米国での臨床開発を目的として、米国メリーランド州にアンジェス インク(連結子会社)を設立
- 2002年6月
- 欧州での臨床開発を目的として、英国サセックス州にアンジェス ユーロ リミテッド(連結子会社)を設立
- 2002年7月
- 治療用及び診断用遺伝子の発見・創薬を目的として、大阪府豊中市にジェノミディア株式会社(連結子会社)を設立
- 2002年9月
- 東京証券取引所マザーズに上場
- 2003年9月
- 会社分割制度を用いてグループ内の組織再編を行い、グループ内(当社及び連結子会社のジェノミディア株式会社)に分散するHVJ-E非ウイルス性ベクター事業に関する人材、資産、知的財産権をジェノミディア株式会社に集約化
- 2004年3月
- 商号をアンジェス MG株式会社に変更
- 2004年9月
- 本社及び研究所を大阪府茨木市に移転
- 2004年9月
- ジェノミディア株式会社が本社を大阪府茨木市に移転
- 2006年12月
- ムコ多糖症VI型治療薬(Naglazyme®)の国内での販売に関し、バイオマリン ファーマシューティカル インク(米国)と提携
- 2008年3月
- HGF遺伝子治療薬を、重症虚血肢を有する閉塞性動脈硬化症及びバージャー病を適応症として、国内において承認申請
- 2008年4月
- ムコ多糖症VI型治療薬(Naglazyme®)の国内での販売開始
- 2010年9月
- 国内におけるHGF遺伝子治療薬の製造販売申請を取り下げ
- 2010年12月
- NF-κBデコイオリゴDNAのアトピー性皮膚炎分野において、塩野義製薬株式会社と共同開発するライセンス契約を締結
- 2012年10月
- 田辺三菱製薬株式会社との間でHGF遺伝子治療用製品の米国における末梢性血管疾患を対象とした独占的販売権許諾契約を締結
- 2013年1月
- ジェノミディア株式会社の株式を石原産業株式会社に譲渡
- 2015年6月
- 田辺三菱製薬株式会社との間でHGF遺伝子治療用製品の日本国内における末梢性血管疾患を対象とした独占的販売権許諾契約を締結
- 2017年7月
- 商号をアンジェス株式会社に変更
- 2018年1月
- 慢性動脈閉塞症を対象疾患としたHGF遺伝子治療用製品について条件及び期限付承認制度を活用し厚生労働省に対し再生医療等製品の製造販売承認申請を行う
- 2019年3月
- HGF遺伝子治療用製品 条件及び期限付製造販売承認を取得
- 2019年9月
- HGF遺伝子治療用製品 国内で発売開始
- 2020年3月
- 大阪大学と共同で新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの開発開始
- 2020年12月
- Vasomune社と共同開発のAV-001を新型コロナウイルス感染症治療薬として臨床試験の開始
新規ゲノム編集技術を保有するEmendoBio Inc.を子会社化 - 2021年4月
- 稀少遺伝性疾患検査を主目的とした衛生検査所(現 アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー)開設
- 2022年5月
- Eiger BioPharmaceuticals Inc.との希少疾患治療薬ゾキンヴィ(ロナファルニブ)に関する日本における販売契約締結
- 2022年9月
- 大阪大学と共同で新型コロナウイルス感染症予防DNAワクチンの開発中止
- 2023年5月
- 早老症治療剤「ゾキンヴィ」の製造販売承認を申請
HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」の製造販売承認を申請 - 2023年10月
- 慢性椎間板性腰痛症治療用NF-κBデコイオリゴDNAの国内第II相臨床試験における投与開始
- 2024年1月
- 早老症治療剤「ゾキンヴィ」の製造販売承認を取得
- 2024年5月
- 早老症治療剤「ゾキンヴィ」の販売開始
- 2024年6月
- HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」の承認申請を取り下げ、販売を終了
田辺三菱製薬と日本及び米国における「コラテジェン」の販売契約終了に合意
Group当社グループ
当社グループは、当社および連結子会社2社より構成され、遺伝子医薬品を中心とする医薬品の開発及び販売を進めております。
AnGes USA, Inc.
111 Town Square Place, Suite 1507, Jersey City, New Jersey, 07310 USA
EmendoBio Inc.
400 W 61st St, #2330 New York, NY USA
<当社グループと各事業における業務内容>
・当社
遺伝子医薬品及び遺伝子治療用製品(遺伝子治療(プラスミドDNA製剤)核酸医薬品)や治療ワクチンなどの医薬品の研究開発と販売
・AnGes USA, Inc.
米国での遺伝子医薬品などの研究開発
・EmendoBio Inc.
ゲノム編集技術プラットフォーム及びゲノム編集技術による遺伝子治療用製品の開発
Alliance Statusアライアンス(提携状況)
当社は「遺伝子医薬のグローバルリーダー」を目指し、当社の製品戦略に沿った有望シーズ(創薬開発の種となる特許や技術)の取得と医薬品開発のための提携を最重点の戦略と位置づけています。現在までの実績として、国内大学からいくつかの有望シーズを導入し、以下の戦略的提携を結んでいます。
当社は遺伝子治療、核酸医薬を含む遺伝子医薬の先端領域を技術フランチャイズとし、世界をリードして研究開発を進めて参りました。その結果、これまでに当社は、遺伝子医薬の領域で多様な研究開発ノウハウ、技術ノウハウを蓄積しており、今後もこの知的財産を活用し、画期的な新薬の開発、新たな技術の開拓を進めて参ります。
<自社開発品の導出(販売権供与)>
プロジェクト名 | 適応症 | 地域 | 提携先 | |
---|---|---|---|---|
HGF遺伝子治療用製品 | 慢性動脈閉塞症 | 日本 | 田辺三菱製薬株式会社 | |
米国 | ||||
イスラエル | カマダ | |||
トルコ | アーキム |
<導入品>
プロジェクト名 | 適応症 | 当社の権利 | 提携先 |
---|---|---|---|
CIN治療ワクチン | 子宮頸部病変 | 日米英中の開発販売権 | バイオリーダース(韓国、導入元) 森下仁丹株式会社(再許諾先) |
ロナファルニブ | 早老症 HGPS・PL(*) |
日本国内における独占販売契約 | アイガー(米国) |
*「HGPS」:ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群 / 「PL」:プロジェイド・ラミノパチー
<グループ>
プロジェクト名 | 適応症 | 当社との関係 | 企業名 | |
---|---|---|---|---|
ゲノム編集技術プラットフォーム及び ゲノム編集技術による遺伝子治療用製品の開発 |
ELANE関連重症先天性好中球減少症 家族性高コレステロール血症 |
連結子会社 | エメンド(米国) |
<提携>
プロジェクト名 | 適応症 | 提携内容 | 提携先 | |
---|---|---|---|---|
マイクロバイオームー常在菌の培養、製剤化 | クロストリジウム・ディフィシル感染症 | 資本提携 | マイバイオティクス (イスラエル) |
|
Tie2受容体アゴニスト化合物 | インフルエンザ等のウイルス性及び細菌性肺炎を含む急性呼吸窮迫症候群(ARDS) | 共同開発 | バソミューン (カナダ) |
|
経鼻投与ワクチン | 新型コロナウイルス(COVID-19)感染症 | 共同開発 | スタンフォード大学 |