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2021.02.19

2020年12月期 オンライン決算説明会レポート【前編:事業・決算関連】

2月17日(水)、機関投資家・アナリストを対象にした、オンライン決算説明会を行いました。


説明会の中では、当日発表したプレスリリースについて、社長の山田よりご説明した内容をご紹介いたします。

プレスリリース「慢性椎間板性腰痛症を対象とした核酸医薬品NF-kBデコイオリゴDNA開発の進捗について」
https://www.anges.co.jp/pdf_news/public/UXxcaIRX6P30NxJ0tMY7uq4CqL03d8us.pdf


----- 山田コメント -----
「本プロジェクトは、当初は日本で開発を始めようと思っておりましたが、やはり先進的な治療であるということから、米国での治験をカリフォルニア大学サンディエゴ校医学部長で整形外科教授のガーフィン先生のご指導のもとで進めることにいたしました。期待通りでございますが、大幅な痛みの軽減効果、それから持続期間も非常に長いということでございまして、まだ初期の臨床試験ですが大変素晴らしい結果だと見ております。さらに、次のステージを目指して、データをまとめ上げ、さらに次のプランニングをしたいと思っておりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。」


本ブログでは、オンライン決算説明会レポート【前編:事業・決算関連】と題して、当日の質疑応答をレポート形式で紹介します。


【事業・決算関連】
質問:事業収益の3,900万円は、HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン®」の症例数と合っていないようですが、数字の根拠を教えてください。
回答:事業収益の数値は、当社から田辺三菱製薬への出荷数量に基づくものでございます。

質問:バランスシートに前受金として負債に36億円弱と載っていますが、これは何ですか?
また、AMEDからの20数億円の助成金についての記載がPL(損益計算書)には見当たらないのですが、どういうことになっているのか教えていただきたいです。
回答:前受金の計上に関しては、コロナワクチン開発に対するAMEDや厚生労働省からの助成金の前受金に相当するものでございます。また、今後コロナウイルスワクチンの開発が進んだ場合にPL(損益計算書)に反映されることになりますが、今後、この前受金がPL(損益計算書)に反映していくのかを明確にしてまいりたいと思っております。

質問:以前の説明会で、事業を絞っていくという話があったと思います。ただ、今回の説明で、非常に多方面の分野を手がけているように見受けられましたが、何か考え方が変わったのでしょうか。
回答:当社は、遺伝子医薬という観点から、HGF遺伝子治療用製品やNF-κBデコイオリゴを大変長い時間をかけて丁寧に開発をしてまいりました。現在、米国での試験を進めているところですが、ある程度将来像が見えるようになってまいりました。そういった中でコロナウイルスワクチンの案件が出てまいりまして、コロナウイルスワクチンに関してはプラスミドDNAという技術を私ども長い間培ってきましたので、これが応用できるという、今までの経験則から確信を持って進めたいということで参入したわけでございます。
そうした中で、当社は昨年エメンド社を連結子会社化することに至ったわけですが、ちょうど2年前からエメンド社のゲノム編集の技術は遺伝子医薬の将来を占う意味でも非常に大事な技術であると思っておりました。プラスミドDNA技術を駆使した新型コロナウイルスワクチン開発を手がけることにより、エメンド社の技術も取り込むことができたということでございます。一見事業の幅が広がったように見えますが、私どもが考えている技術や将来像を徒らに広げているわけではございません。
更にこの技術を進化させて新しい製品を生み出すという意味では、必須の材料を取り揃えて、昨年はしっかりとした体制を築くことができたと思っています。事業の幅を広げるというより、引き続き確実な技術を進化させるという形で今年も進めてまいりたいと思っています。

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