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株主総会および会社説明会に関するお知らせ
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。 来る3月30日(水)、当社第23期定時株主総会および会社説明会を開催いたします。本日、株主(2021年12月31日時点)の皆さまへ以下4点の郵送物をお送りしておりますので、 ご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。※本年は新型コロナウイルス感染症防止の観点から、株主様の健康状態にかかわらず、当日のご来場はお控えいただき、書面(郵送)またはインターネットによる議決権行使をいただくことを強くお願い申し上げます。感染による影響が大きいとされるご高齢や基礎疾患のある株主様、妊娠中の株主様、体調のすぐれない株主様には特に慎重なご判断をお願いいたします。 会場の座席数に限りがあることから、当日は入場制限をさせていただくことがございます。 ■郵送物内容一覧(1)第23期 定時株主総会招集通知 正方形カラー(2)議決権行使書 A4(3)アンジェス通信 A4カラー冊子(4)インターネット参加のご案内(A4表面) インターネットによる株主総会および会社説明会に関するスケジュールのご案内(A4裏面)株主総会や会社説明会に関するスケジュールおよびご参加方法に関しては、 郵送物の(4)「インターネットによる株主総会および会社説明会に関するスケジュールのご案内」にまとめておりますので、ぜひご覧ください。また、株主様のみ閲覧可能なサイトをご用意しております。 こちらのサイトでも、インターネットでの議決権行使のお手続きや、株主総会、会社説明会のスケジュールおよびご参加方法をわかりやすくまとめております。(1)第23期 定時株主総会招集通知 正方形カラー(2)議決権行使書 A4 (3)アンジェス通信 A4カラー冊子(4)インターネット参加のご案内(A4表面) インターネットによる株主総会および会社説明会に関するスケジュールのご案内(A4裏面)
READ MORE2021年12月期 オンライン決算説明会レポート【質疑応答】
2月15日(火)、機関投資家・アナリストを対象にした、オンライン決算説明会を行いました。本ブログでは、オンライン決算説明会レポートと題して、当日の質疑応答をレポート形式で紹介します。 【新型コロナウイルスワクチン/治療薬(AV-001)関連】質問:コロナワクチンの高用量剤の治験結果判明が遅れている理由と、次の第III相臨床試験の規模感と海外データの必要性はありますか。また、アジュバントを見直す必要はありますか? 山田からの回答:遅滞の理由ですが、国際標準に準じた治験結果の判断が必要であり、海外の機関に依頼しており、まだ最終データ取得には至っておりません。 第III相臨床試験の規模感とのご質問ですが、まだ第I/II相のステージですので、これらのデータ解析から第III相臨床試験の規模感を算出することになります。 一方、当局の見解では、被験者数は原則として3,000例を確保するようにとの方針が出ております。アジュバントにつきましては他の可能性につきましても検討中です。 海外開発の可能性につきましては、これも第I/II相臨床試験の結果で判断することになります。 質問:コロナワクチン高用量試験のデータ開示の時期、AV-001の次のステップの時期を教えていただけますでしょうか。 山田からの回答:ワクチンは現在、第I/II相臨床試験の結果を待っているところです。結果次第ではありますが、順当にいけば、次は第II/III相臨床試験、最終的には第III相臨床試験と想定しております。海外の機関に依頼しているデータ分析にかかる時間にもよりますが、夏ごろには結果をお示しできる可能性があります。その結果次第でプロトコルが変わってくるかと思います。 AV-001は前期第II相臨床試験、今年の後半には後期第II相臨床試験が出来ればと思っております。 質問:第I/II相臨床試験のもともとのデザインとして、最終接種後、何日後にデータを読み取るというデザイン(計画)になっていたのでしょうか? 山田からの回答:免疫原性の測定は、投与後8週目、12週目、24週目、52週目に測定することを原則としています。1回目接種12週後が一つ大事な判定の時期だと考えております。この試験につきましては、当局から、1年間しっかりと安全性の観点からもフォローするようにということになっておりますので、12週で判定はするものの、投与いただいた方々につきましては1年間フォローしてまいります。 質問:(試験デザインの結果を受けて)12週目の結果を中間報告で発表する予定はありますか? 山田からの回答:その予定です。ただし、この結果については、まず当局に報告をするべく、国際標準を満たす測定機関による数値が義務付けられておりますので、WHOが指定する海外の測定機関に依頼をしており、結果を待っているところでございます。 質問:(現在試験中のワクチンは)ブースター接種に使えるものなのでしょうか? 山田からの回答:まずは親株の承認を得る必要があります。進行中の試験では、その時点でワクチンを接種していない人を対象に投与していました。これからますますワクチンを接種していない人の数が減ってくるので、ブースター接種については当局と話し合いをしながら検討していかないといけないステージに入ってくると思います。 質問:RNAワクチンと同じように使えるものなでしょうのか? 山田からの回答:モダリティの違うものは、十分な説明をしなければなりません。相応の基礎データを示しながら説明をして納得をいただく必要があります。 ※モダリティ:低分子化合物、ペプチド(中分子)薬、抗体医薬を含む蛋白質医薬、核酸医薬、細胞医薬、再生医療といった治療手段のこと。 質問:新型コロナウイルスDNAワクチンの今後について、第III相臨床試験の開始が今年中、実用化は来年というスケジュールで進めていますか? 山田からの回答:現在進めております高用量での第I/II相臨床試験の結果をもって、次の治験(第II/III相臨床試験)、最終の第III相臨床試験と進めていく想定です。第III相臨床試験の規模については、当局の考え方で、トータルで3,000名以上の確保が必要という見解でございます。 総合的に考えると、第III相臨床試験やその後の製品化は早くても来年ということになり、スケジュールに変わりはございません。 質問:新型コロナウイルスワクチン開発に関して、次のステップは第II/III相か、あるいは第III相臨床試験を行うということですが、両方とも行う可能性はありますか? 山田からの回答:基本的には、第II/III相臨床試験・第III相臨床試験の両方とも実施する可能性があると考えております。いずれにしても、第I/II相臨床試験の結果次第で、判断をしようと考えてございます。 質問:DNAワクチンがmRNAワクチンに比べて、核内に移行する必要があることやゲノムへの組み込みのリスクがあると言われていますが、この点について、どういう認識なのか、教えていただけますでしょうか? 山田からの回答:mRNAワクチンは、圧倒的な有効性があり、(ファイザーやモデルナのmRNAワクチンは)世界的に使われている状況でございます。 mRNAワクチンは、細胞質の中で十分な発現量が得られる、DNAワクチンはmRNAワクチンの発現量に劣っているというのが現実かと思います。 ただ一方、安全性の観点から、弊社が開発中の新型コロナウイルス(DNA)ワクチンは、完全性の高いものであると思ってございます。また、DNAワクチンは、細胞性免疫の誘導が非常に優れているという点もございます。このDNAワクチンの特質を見直しながら、mRNAとどれだけ対抗できるのか、これからの見通しを含めて、検討して参りたいと思ってございます。いろいろ点検をして改良する余地があると踏んでいるので、(mRNAワクチンに)遅れをとっていますが、何とかDNAワクチンの位置づけを向上させるよう努めてまいります。 質問:コロナワクチンの今後の海外展開、途上国での展開などは考えていますか? 山田からの回答:途上国での展開については、お話はありましたが、現時点では積極的に動いている訳ではございません。あくまでも可能性として検討にとどまっています。海外の途上国で貢献するチャンスがありましたら、然るべきタイミングで対応していきたいと思っております。 質問:現段階では、コロナワクチン開発の方針にブレが無く、中止を考えてはいらっしゃらないということでよろしいでしょうか? 山田からの回答:はい、アンジェスのDNAワクチンは諦めておりません。ぜひご支援をお願い申し上げます。 質問:新型コロナ治療薬(AV-001)は、次が後期第II相臨床試験だと思うが、前期第II相臨床試験の結果を開示することはありますか? 山田からの回答:後期第II相臨床試験を開始する時は、前期第II相臨床試験の結果をなんらかの形で開示する前提で進めることになります。 質問:他社は10日後とか、12日後くらいに最終データを発表している企業もありますが、同様に途中での報告ということもありますか? 山田からの回答:できればそうしたいと思っていますが、FDAと話合いをしながらデータを開示していくということになりますので、その都度状況をご報告できればと思っています。 質問:前期第II相臨床試験の登録状況は開示する予定はありますか? 山田からの回答:前期第II相臨床試験の登録状況に関して、現時点では開示予定はございません。 【決算関連】 質問:今期の研究開発費の見通し、今期の開発費がどれぐらいになりそうか?それに伴い資金調達の必要があるのでしょうか? 山田からの回答:基本的には昨年実績が約100億円規模でした。決算短信でも説明の通り、不確定要素があるため、研究開発費の見通しの公表は控えさせていただきます。エメンドの販管費も加わった形であるのと、のれん償却が開始されています。今年も100億円規模で見ていますが、コロナワクチンの開発時期にもよりますので、しかるべきタイミングでお伝えいたします。研究開発を進めるうえで、現預金が179億円相当でございます。こちらをいろんな形で有効活用していくつもりですので、現時点では資金調達の予定はございません。 【HGF遺伝子治療用製品(コラテジェン®)関連】 質問:コラテジェンの売上高について。2020年と2021年は年間通しての売上が2年間とも1億円未満であるが、これが本承認後に何か変わるか? 山田からの回答:2019年に条件及び期限付き承認を受けて以降、田辺三菱製薬様にて、3年かけて市販後調査の120症例を着実に進めてまいりました。本承認を受けた後は、できるだけ多くの患者さまに使っていただくという主旨で営業活動を本格的に進めて、大きな売上となることを期待しております。 質問:具体的に、大きな売り上げはいくらぐらいを見込んでいますか? 山田からの回答:コラテジェンの有効性を知っていただいき、広く患者様に使っていただくという方針で、開発後の販売方針を作ってまいりたいと思っていますので、現時点で数字を公表するのは控えさせていただきます。田辺三菱製薬様と検討した上で、改めて公表させていただきたいと考えております。 【NF-κBデコイオリゴDNA関連】 質問:NF-kBデコイオリゴDNAの腰痛症に関しては現在、第II相臨床試験の準備中とのことですが、決算短信には早期導出を計画、と記載されています。導出契約締結後に第II相臨床試験を開始するのでしょうか? 山田からの回答:ご指摘の通り、決算短信に早期導出を計画、と書いておりますが、相手があり交渉事でございますので、基本的には並行して第II相臨床試験を進めることを前提に計画しております。その結果、ご指摘の様に前後する可能性もございます。 【Emendo社関連】 質問:Emendo社プロジェクトの重症先天性好中球減少症の現在の治療法との相違また、開発スケジュール感を教えてください。 山田からの回答:現在の治療法は、ST合剤(抗生剤、スルファメトキサゾール・トリメトプリム)による予防が一義的に大事とされております。 また、感染症がコントロールできない場合にはG-CSF(※)を使用して好中球の誘導を促します。 但し、高用量の場合は、骨髄異形成症候群や急性骨髄性白血病への移行に細心の注意を払う必要がございます。また、造血幹細胞移植のケースもございます。 Emendo社の手法は、ゲノム編集によって正常な活性を有するエラスターゼを発現させることによって好中球の機能を改善回復させるもので、まさに根本治療に当たります。 スケジュール感ですが、現在、FDAと協議をして臨床入りを検討しています。 ※G-CSF 顆粒球コロニー刺激因子:サイトカインの一種で顆粒球産出の促進、好中球の機能を高める作用がある。 質問:Emendo社のPre INDあるいはIND※の申請に至る時期はどのぐらいになりそうですか? また、何年後までいくつぐらいのパイプラインを想定していますか? 山田からの回答:ELANE関連重症先天性好中球減少症に関しては、Pre INDを前提に、FDAと交渉を進めているところでございますが、かなりの時間を要すると考えております。 ELANEをはじめ先天性の疾患は、患者さんによりそれぞれ変異する遺伝子の位置は違います。それを検討した上でさらに進めているということになりますので、1人1人パーソナルにというよりも、できるだけ類型化した形での治療を進めていくということになるかと思います。その上で何が大切かというと、造血幹細胞を取り出し、それにゲノム編集により遺伝子を導入して正常に機能するかどうかを含め、体外で検証した上で、最終的に患者様の体内に戻すということになります。この過程が、FDAの中では今まで必ずしもオーソライズされていなかったため、この過程の精査をしていくというところで、かなりの時間を要すると考えます。したがいまして、具体的な時期について明言は控えさせていただきますが、2030年までの間に数個のパイプラインを作ることを目標に、希少疾患を対象とした開発を迅速に進めて、上市を目指したいと考えてございます。 ※INDとは- Investigational New Drugの略で、米国における臨床試験実施申請資料のこと。米国では、臨床試験を実施する際にはあらかじめ、INDをFDA(食品医薬局)に提出し、試験実施の承認を得ることが義務付けられています。 【希少遺伝性疾患のスクリーニング事業関連】 質問:スクリーニング事業の最高売上高をどう見ていますか? 山田からの回答:新生児スクリーニングを対象としているのは、小児遺伝病で遺伝子治療を施す場合には、生後24ヶ月以内に治療を施さないと本当の回復が見られないということが、ここ数年ぐらいの臨床試験でわかってまいりましたためです。新生児スクリーニングの施設をしっかりと自社内に持たないと対応できないということになります。そういった観点から始めた事業です。ただし、この新生児スクリーニング事業単体でというわけではなく、治療法との組み合わせで事業を体系化していきたいと思ってございます。今までの実績で、月約1,000件の測定が可能になっています。さらにこの1,000件の測定をさらにどこまで伸ばせるかというのは弊社の事業拡大や測定機器等のケイパビリティを見ながら、また新生児スクリーニングの需要を見ながら判断していきたいと思っているので、今後の動向を見ながら、また改めてご説明申し上げたいと思ってございます。 質問:(今後)マススクリーニングの対象外となる希少疾患の治療薬を作っていくことになるのでしょうか? 山田からの回答:将来的にはポンぺ病やムコ多糖症など、マススクリーニングの対象外となる疾患を対象に検討してまいりたいと思っております。 ご質問ありがとうございました。
READ MORE2021年12月期 決算説明会を開催しました。
本日、機関投資家・アナリストを対象にした、オンライン決算説明会を行いました。2021年度の決算内容のご説明をしましたが、その説明資料および動画をIR資料室に公開しております。 資料および動画の閲覧方法は、以下をご確認ください。 ■説明資料下記リンクよりご覧ください。https://www.anges.co.jp/pdf_ir/public/100564.pdf ■説明動画 説明動画は、当社ホームページのIR資料室「決算説明会」よりご覧ください。https://www.anges.co.jp/ir/document.php 本日ご参加の皆さまからいただいたご質問とその回答を、レポート形式で紹介していく予定です。
READ MORE2月15日(火)2021年12月期 決算説明会を行います
来週2月15日(火)、機関投資家・アナリスト向け決算説明会を行います。 2021年度の振り返り、パイプラインの進捗、2022年度の方針をお話しさせていただく予定です。 また、同日、説明会の資料と動画をアップ予定ですので、改めてご案内いたします。
READ MOREMyBiotics Pharma社における全微生物叢治療薬(MBX-SD-202)の第1相試験の完了について
当社が資本提携しているMyBiotics Pharma社(イスラエル)において、同社が開発している全微生物叢治療薬(MBX-SD-202)の第1相試験の完了について、2022年1月24日に発表されましたのでご報告いたします。 https://mybiotics-pharma.com/mybiotics-announces-successful-completion-of-the-phase-i-trial-for-its-mbx-sd-202-whole-microbiome-treatment/ MBX-SD-202は、抗生物質治療後の再発性および重症クロストリジウム・ディフィシル感染症治療のための治験薬です。クロストリジウム・ディフィシルは深刻な感染症を引き起こす腸内細菌で、抗生物質治療後の再発率は25%を超え、米国だけで年間約30,000人が死亡しています。 現在、この疾患に対しては、健常な提供者から採取した糞便を移植する「糞便微生物移植(FMT: fecal microbiota transplantation)」が行われており、その有効性について多くの研究がなされております。しかし、FMTには、高コストや提供者への依存、製品の不均一性、潜在的な安全性の懸念など、いくつかの制限があります。 これに対して、同社ではこれまでの常識を覆す独自のSuperDonor™テクノロジーを開発しました。この技術は、元のサンプルとの微生物集団としての高い類似性を維持しながら、安全でよく制御されたスケールアップ可能な培養方法で、提供された糞便サンプルなどの生物学的サンプルに由来する複雑な生きた微生物集団の複製と生産を可能にする方法です。 MBX-SD-202全微生物叢治療薬の第1相試験ではMBX-SD-202をカプセル製剤として、健常被験者に経口投与しました。被験者は、3グループに分けられ、段階的に3用量の治験薬が単回投与されました。30日の観察期間を通して、理学検査、臨床検査および便の採取が行われました。 その結果、重篤な有害事象は報告されず、臨床検査、一般身体所見、および消化器症状に対する臨床的に有意な影響は観察されませんでした。 この結果は、3つの試験用量すべてにおけるMBX-SD-202の安全性を示しており、臨床開発の次段階への移行が支持されました。 MyBiotics Pharma社のCEOであるDavid Daboushは、MBX-SD-202の開発について、次のようにコメントしています。「試験は成功し、計画どおりに臨床プログラムを継続することができ、クロストリジウム・ディフィシル感染症治療のパイプラインを前進させ、すでに開発中の追加の適応症の可能性が期待できます。健常被験者でその安全性が確認されたことにより、SuperDonor™テクノロジーをがん領域など、他の複数の適応症の臨床開発パイプラインに適用することを楽しみにしています。」 MyBiotics Pharma社は、2022年から2023年にかけて、再発性クロストリジウム・ディフィシル感染症および関連するその他の適応症に対するMBX-SD-202の臨床開発を継続する予定です。 MyBiotics Pharma社について MyBiotics Pharma社は、バイオ医薬品およびサプリメント市場の微生物バランスを回復することを目的とした微生物叢ベースの製品を探索および開発する臨床段階の会社です。MyBiotics Pharma社の技術は、単一株、複雑な微生物集団、および全微生物叢ベースの製品の開発に全て適用できます。これらの技術は、AIおよび機械学習計算プラットフォームと統合されており、独自の微生物集団と微生物叢プロファイル全体の設計を可能にします。今後追加されるパイプラインとしては、膣カンジダ症、消化器領域、がん領域の適応症、さらにプロバイオティクスおよびプレバイオティクスに焦点を当てています。 詳細については、https://mybiotics-pharma.com/をご覧ください。
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