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トップメッセージ
長寿国日本は皆保険制度によって誰もが医療を受けられる世界唯一のモデルを樹立してきました。我が国の医薬品市場は、一時期世界市場の20%を占めていたものの、現在は6%まで低下するに至りました。この低下の一因は、まさに創薬力の低下にあります。また、米国では、売上高トップ10医薬品の8割がバイオベンチャーの発明・発見に由来しており、バイオベンチャーが世界の創薬に大きく貢献しています。日本においてもまさに創薬力の向上が求められています。
一方、1984年に日本において肝臓の細胞を増やす因子としてHGF(肝細胞増殖因子)は発見されました。前職でHGFを肝細胞再生の観点から遺伝子をクローニングして研究開発に従事していた私は、「この発見は世界中に希望をもたらす発見になる」と感じたことを覚えています。そして、このHGFを医薬品として製品化しようと創業したアンジェスへの参加は、私にとって幸運であり自然だったのかもしれません。
アンジェスの企業理念としてのミッションは、「遺伝子の力を活用し、すべての人に治療の機会を届けます」というもので、その目指すべき姿である当社のビジョンは、「遺伝子医薬のグローバルリーダーとして、希少疾患や難病に苦しむ人々に革新的な治療を届け、世界中の患者のQOL(生活の質)を向上させる企業へ」というものです。当社が企業理念の実現に向けて歩みを進めることで、我が国の創薬力向上の一助になることを願っています。
当社はプラスミドDNAを用いたHGF遺伝子治療用製品や、核酸医薬NF-κBデコイオリゴなどの遺伝子の働きを利用した遺伝子医薬の開発に加え、希少遺伝性疾患検査の受託や最先端技術であるゲノム編集技術を用いた治療方法の研究開発など、世界最先端のアイディアやモダリティを駆使し、企業理念の実現に向け、新薬の創生、希少疾患の治療に挑戦しています。そのために、日本だけでなく広く世界中を舞台に、国際的研究開発を推進してまいります。さらに、革新的新薬創製の加速によって高い付加価値を有する製薬産業と新しいエコシステムが日本を中心に世界中を循環するような土台の構築を主導してまいります。
当社の真の目標は、他に有効な治療法がなく、治療薬を待ち望んでおられる患者様に世界に一つしかないオンリーワンの治療薬をお届けすることです。この目標に向け、経験豊富なスタッフと、様々な外部の方々の協力を得て、少数精鋭による大きな成果を上げるべく世界を舞台に事業を進めてまいります。
これからも新たな治療薬を待つ多くの方々のご期待に応えるべく努力してまいります。
代表取締役社長
