2015.05.28
高血圧DNAワクチンの報道
アンジェスMGが大阪大学と共同研究している高血圧DNAワクチンについて、
大阪大学の研究グループの研究成果が米学術誌Hypertension電子版に掲載されました。
アンジェスMG プレスリリース「大阪大学の研究グループによる高血圧DNA ワクチンの研究成果が米医学専門紙に掲載」もご参照ください。
この阪大研究グループの研究成果が、NHK、日経新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞など複数のメディアで報道されています
記事を読んで「高血圧DNAワクチンって何?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
高血圧DNAワクチンは、血圧を上昇させる働きをもつアンジオテンシンII(AngII)を標的とした治療ワクチンです。
高血圧DNAワクチンの投与により、
⇒ ヒトの体でワクチンに含まれるAngIIが異物として認識され、AngIIに対する抗体が産生される、
⇒ この抗AngII抗体が血液中のAngIIにくっついてAngIIを抑制する、
⇒ これによって降圧作用が発揮される、
ことが期待されています。
阪大研究グループの研究では、高血圧モデル動物で少なくとも6ヶ月間降圧作用が持続することが報告されました。高血圧DNAワクチンは高血圧治療薬として、また心臓の負担を軽減すると考えられることから心不全の治療薬として期待されます。