AnGes

JP EN

PR BLOG広報ブログ

文字サイズ
2021.04.16

オンライン会社説明会 質問に対する回答

2021年3月30日~4月5日の期間で、オンライン会社説明会を開催しました。
本ブログでは、(株主総会当日に会場でお配りした)ご質問カード、および会社説明会特設サイト上からの質問に対する回答をレポート形式で紹介いたします。


※ありがたくも、株主の方より「会社説明会パワーポイント資料は、ホームページトップへ掲載をお願いします。これほど明快なわかりやすい資料を万人に公表すべきです。」とお言葉を頂戴いたしましたので、参考までに、会社説明会資料のリンクを掲載させていただきます。
https://www.anges.co.jp/pdf_ir/public/100540.pdf


◆新型コロナウイルスDNAワクチン関連

質問:トップラインデータとしての試験結果を2020年度第4四半期に公表するとしながら、予定変更のお知らせもないまま現在に至る理由をお答えください。

回答:コロナワクチンのフェーズ1/2臨床試験は投与完了しており、現在はフェーズ2/3試験を進めているところです。このプロジェクトは、元々当社のプロジェクトとして開始しましたが、その後、ご存じの通り、公的機関からの助成金などで、力強いご支援をいただいて進めている状況でございます。そのような状況の中で、試験結果については、フェーズ1/2試験ですと症例数が少ないため、より多い500症例でのフェーズ2/3の試験結果と共に総合的にご報告申し上げよう、と国の考え方も含めて決断しました。そのためフェーズ1/2試験の結果については発表を控えさせていただいている次第でございます。
(2021年2月24日の広報ブログ「2020年12月期 オンライン決算説明会レポート【後編:新型コロナワクチン関連】」より抜粋)


質問:新型コロナウイルスワクチンは大体いつ頃出来そうでしょうか?

回答:国のプロジェクトになっていますので、当社の恣意で決められるものではございません。そのため、あくまでも国が判断して当社に伝える形になってございます。株主様のご質問で、(コロナワクチンは)いつできるのかという、それはもう皆様方が知りたいということは重々承知でございます。しかしながら、答えにつきましては、やはり国がしっかりと指導して決めるという形になります。このワクチン事業は、一企業がやるような仕事ではございません。そういった意味では、連合体を組む、あるいは国がしっかりと研究開発に関する予算を担保するという形で進められてきましたので、そういう状況の中で私どもはこれから判断をしていくということをご理解いただきたいと思います。
(2021年4月2日広報ブログ「3月30日 株主総会および会社説明会を開催いたしました」より抜粋)


質問:アメリカでの(新型コロナウイルス)ワクチン販売を考えているのでしょうか?

回答:まずは、日本国内での開発が最優先となりますが、今後そのことも検討することになります。


質問:「大阪ワクチン」「関西ワクチン」等と大阪府知事がテレビで話されていましたが、大阪府とアンジェスはどのような関係ですか?

回答:共同開発者である大阪大学が、官学の大阪ワクチン連携協定に入っています。
詳細は、こちらをご参照ください。
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000524241.html
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2020/04/1501

質問:新型コロナワクチン第3相臨床試験を海外で実施となった場合、治験出来る国・予算については目途がついていますか?特例条件つき承認取得をお願いします。

回答:規制当局と協議の上、決まりましたらお伝えいたします。


◆COVID-19治療薬(AV-001)関連

質問:新型コロナウイルス治療薬の「AV-001」承認のおおよその時期を教えてください。

回答:米国の規制当局であるFDA(アメリカ食品医薬品局)等と協議しながら、なるべく速やかに開発を進めてまいりたいと考えております。


◆ゲノム編集関連

質問:エメンド社の上場予定はいつ頃ですか?

回答:然るべきタイミングで、米国で上場するということを視野に入れて動いております。


◆決算・財務関連

質問:研究・開発のために多額の資金が必要なのは理解できますが、今までのような増資の方法ではそのたびに大きく株価が下がり既存の株主が不安定な感情になってしまいます。資金の調達方法を変えるというようなことを検討していただけないでしょうか。
株主優待の商品ももっと多くの人が満足できるようなものにしていただきたいと思います。
早く売上金が計上出来るように努力していただきたい。

回答:資金調達に関しては、バイオベンチャーとして可能な選択肢を検討した上で、妥当な方法を取締役会で決定しておりますが、お気持ちの上でも株主様にはご負担をおかけして申し訳ございません。ご存じの通り、医薬品の開発には長い年月がかかりますが、開発中にマイルストーン収入なども取り込みつつ、複数の開発品をパイプラインとして持っていることも重要なことは、ご理解いただきたく存じます。
株主優待の商品に関してのご意見もありがとうございます。ご意見として承り、検討させていただきます。


質問:いつ黒字化しますか?

回答:黒字化に関しては、当社としても当然努力すべきことだと認識しております。ご存じの通り、医薬品開発への先行投資が続いていますが、具体的には、(1)HGF遺伝子治療用製品が本承認されること、(2)その他のパイプラインでも導出やライセンス収入を着実に伸ばしていくこと、(3)また、2020年に買収したエメンド社との共同開発でのマイルストーン収入などで複合的に収入を計上していくことで実現していけるように努力していきたいと思います。


質問:当期の会社の利益(損失)は、いくらですか?

回答:当期(第22期)の事業収益は約3,900万円です。
詳しくは、最新の決算短信をご覧ください。
https://www.anges.co.jp/pdf_ir/public/100526.pdf


質問:役員構成について教えてください。

回答:当社の独立役員は6名で、現在は、山田を除く社外取締役と社外監査役の6名です。
https://www.anges.co.jp/company/#officers


◆その他企業全般関連

質問:従業員34名で現在進行中の7つのプロジェクトをこなしていくのは難しいのでは?という疑問がございます。社長、教授の他にも責任者の方や施設の状況など、顔や情報を開示していただき、この人数でも十分こと足りていて大丈夫だというものがあれば、安心して長期で株を保有していただける方も増えるのではないでしょうか。

回答:現在、(昨年12月に)子会社化したエメンド社を含めて、100名弱の従業員数ですが、当社は医薬品開発でプロジェクトごとに適切なパートナーと共同開発をしていることも多く、効率的な人員配置をしております。また、当社は医薬品開発企業であり、より多い人員および設備を必要とする製造、販売等は委託させていただいております。


質問:しばらくは、御社の事業を新型コロナDNAワクチン開発だけに特化・集中できないでしょうか?

回答:経営上のリスクを回避するためには、複数の開発パイプラインを進める必要があると考えています。資金状況も踏まえ、見直しを行い、優先順位をつけています。
収益の機会を確保するには、現在のパイプラインが多いとは考えておりません。


◆株主様からのコメント

質問:総会の後の会社説明が長いな、と思いました。リアルだとそう思わなかったのかもしれません。退屈して頭に入らなくなってきて、せっかく色々説明して下さっているのにもったいないなと思いました。もう少しコンパクトにならないものでしょうか?

回答:貴重なご意見をいただき、ありがとうございます!
新しく株主として、当社をご支援いただいている方が多くいらっしゃいますので、
当社事業について詳しく説明させていただきました。


その他にも、株主の皆さまより応援のメッセージを多く頂戴しております。
各プロジェクトに対して、全社を上げて尽力してまいりますので、
今後ともご支援の程、どうぞよろしくお願い致します。

お問い合わせはこちら